https://www.mamez.site/entry/2018/11/08/192104

矛盾まみれの無限ループ

当時、男友達に言われました

『本当に守りたくて大切な人がいるのなら、男なら、そんな人を残して死ねない。お前のことはその程度の気持ちだったんだよ。』

あーーーーーーー!わーーーーーーー!

耳を塞いで即ブロックした

 

分かってます。分かってます。この男友達だって、私を励まそうと必死でした。

それでもその当時の私の心は、拒否したのです、この言葉を、この人を。

 

今なら受け止められます。相手は相手で私に自責の念を抱かせないために言ったんだろうなって、理解できます。そして今の私なら言いかえします。そんなことないって。いや、言い返せない。答えを聞けない今、その可能性ってゼロじゃないですから。でもね、もし、百億歩譲って、私に対してはそんな気持ちだったとしてもね、大切な人がいたって、守るべきものがあったって、それとこれとは別なんだと思います。

 

どれほど大切な人がいても、どれだけ周りから大事にされてると痛感しても、そんなことは関係なく死を考えてしまう病気です。脳の病気です。

 

もしかして、それさえも遺された側が自分たちを守るための言い訳なのかな。なんて考え出した日には無限ループにはまります。

 

なんで気づかなかったの?おかしな様子はなかったの?と言われたりもした。

 

振り返ればってことは、そりゃあたくさんありました。でも、そんなの、全部全部、後付けの上乗せのこじつけです。

 

私は私が悪いって思ってるよ、ずっとずっと、自責の念に押し潰されながら生きてるよ。

うつ病というのは死にたくなる病なんだって、多少理解してきた今だって、そう考えてしまうんだよ。

 

私の親が結婚に反対しなければ違った?

親への挨拶、来月じゃなくて今月にしとけば違った?

彼が望んでた田舎での暮らし、半年後とか言わずに今日から!ってしとけばよかった?

私があの時、泣いてしまったから?

本当は私と別れたかった?

本当の本当は私のことが憎かった?

もしかして、私に死んで欲しかった?

 

わけわからないところまで考えましたよ。

タラレバ言ったって仕方ないって散々言われたけど、止められなかった。

答えの出ない答えを求め続けたよ。

 

何度もラインのやりとり読み返して、暗記するほど遺書読み返して、しまいにはスピリチュアルの本なんかも読んじゃったよ。

 

どこにも答えなんてなかったよ

これからも一生見つからないよ

 

唯一答えを知る本人、いないんだから。

というか、きっと、多分、本人でさえ、これだという決定的な理由なんて分かってないよ。

 

原因が分かってるなら、そこを排除すればいいんだもん。色々排除しても心が晴れなくて、結果として、その原因を自分自身として突き詰めて、自分を責めて、、

彼は真面目すぎて優しすぎたから。その上、完璧主義者でカッコつけマン。

 

とは言え、私や彼を取り巻く環境にも問題はあったんだと思います。自殺の原因ってコレってものはなく、色々なことが複合的に絡まり合ってるんだって何かに書かれてた。

 

環境的要因と、本人の性格的要因と、脳みそのなんのかがどうとかいう要因と。それこそ色んなことが絡まり合って糸がぐっちゃぐちゃにもつれて、解けなくなってしまった。

 

今まで全部一人で抱え込んできたものを、最後の最後にドバッと一気に私や周りに投げて、みんなに甘えた。生きてる時、誰にも甘えることがなかったもんね、それはもう今までの分もまとめて受け止めます。

とても残酷な辛い現実を、お前らなら受け止めてくれるよね、理解してくれるよねって。わざわざ遺書を残したのも、俺のこと、忘れないでね、ずっと愛し続けてねって。そうゆうことでしょう?

全て希望的観測というか勝手な憶測だけど、私はさ、これからも生きてかなきゃいけないからさ、もう、自分で勝手にストーリー創り上げて、それを信じて納得するしかないじゃない。

私が勝手に考えるんだから、そりゃ私が主役の台本だよ。

 

あ、その台本って何冊もあるし毎日コロコロストーリー変わるからね。今日は私が全て受け止めるねという結末のストーリー。なんで私が受け止めなきゃいけないの的ストーリーもあるよ。

 

勝手に落とし所を見つけて、でもその落とし所は、その時々でコロコロ変わって。でもそれでいい。自分がその時、一番楽になれる理由を作って、それを信じてたらいい。言い聞かせて、誤魔化すしかない。その繰り返し。

 

生きてる間、誰に対しても優しく温厚だった彼は、死をもって私や家族や友達を傷つけた。

でも、それ以上に自分自身を傷つけ続けてた。

私なんかの今の苦しみ悲しみ以上に、彼はずっとずっと、苦しかったんだと思う、真面目すぎて優しすぎる彼だから、自分自身を責めて追い詰めていじめて、、そして自ら自分をこの世から消した。

 

そして誰も彼を止めれなかった。

 

それは現実。

 

今の私の現実だって、彼のせいなんかじゃない。私が生きてきて蓄積されてきたもの。彼のせいにはしたくない。そう思うのに、心のどこかで彼を恨んでしまう気持ちがあることも事実です。矛盾まみれ。

 

だってさ、もし今彼が生き返って、面と向かって死ぬ理由を述べてきたとしても、きっと納得なんかできないもんね。

 

こんなことを、ぐるぐるぐるぐる考えれる私って、、なんだよ、元気いっぱいな人間じゃないか。